
国指定の天然記念物,万倉(まぐら)の大岩郷(おおいわごう) は,この付近一帯に分布する石英閃緑岩(白亜紀)の岩塊が集積した岩海(Felsenmeer)である。この岩海は,石英閃緑岩の節理に沿って風化が進み,風化した部分が雨水で洗い流され,残った硬い中心部分(岩塊)が積み重なってできたものである。岩塊は径数m程度の大きさで,丸みを帯びている。なお,この付近の露頭で石英閃緑岩の風化の様子を観察することができる。
この地域には,ほかにも吉部(きべ)大岩郷などの大小の岩海が散在する。これらの岩海の中には,岩塊が庭石や石垣に利用されたために減ったものもあるが,岩塊の大きさと数のいずれにおいても万倉の大岩郷に匹敵するものはない。
万倉の大岩郷は美祢市奥万倉にあり,国道435号線美祢市伊佐町・北川交差点を南折して約5㎞進んだ付近の東側に,「万倉の大岩郷入口」の大きい看板があり,そこから車で1-2分登った所にある。大型バスでは無理だが普通車なら5-6台はとめられる駐車場がある。また,国道2号線からは宇部市船木・岡の坂交差点を北折し,県道37号線(宇部美祢線)を約12㎞北進すると東側に看板がある。
美祢市奥万倉
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山口太郎,「タイトル」,山口地学会ホームページ,山口ジオフォトツアー(最終更新日)